建築設計のことなら 松本直子建築設計事務所

6/末に住宅が竣工しました。

建主様より造園工事まで完成してから入居されたいとのお話を受けて

時期的に難しいながら事前に準備頂いた造園工事を施工頂きました。

これまで住まわれていたお住まいに庭のスペースがなかったこともあり

今回新たな敷地でのご計画時から建主様も庭のスペースを愉しみにされておられました。

 

↓リビングダイニングから庭を見ています。

真南正面は南の隣家に向かい合うため、見通しの良い南東方向に窓の方向を斜めにふりました。

床材は南会津からのオニグルミです。

↓南東方向の窓に面したデッキはインナーデッキで屋根の奥行きが深いため

一部を開口して採光がとれるようにしています。

その開口にうまくヒメシャラを植えこんで頂いています。

↓リビングダイニングとユーティリティ、双方からアクセスできるインナーデッキ。

天井は米杉板を貼っています。

樹々を眺めていると雑木林にいるような気持ちに・・・　植栽が入ると時間の流れが変わりますね。

↓今回庭相さんからのご提案で楽しみにしていたのがこの道。

植木のメンテ用の砂利舗装ですが、この砂利を見切っているのは生鉄板。

徐々に錆びて錆鉄板になっていくはず。

↓モダンな鉄板見切り両脇には様々な下草が植えられて、足元を見ながら歩くだけで和みます。

↓北側のアプローチ。門扉は少しデザインさせて頂いています。

踏込みにも庭相さんに石を敷いて頂きました。

↓この廊下はご主人のお気に入りの帽子がかかる予定。

米杉の壁板に木のフックを組み合わせてみました。

↓フック・・・といっても金物メーカーのカタログからこれ！というものがなかなかみつからず

実は結構探しました・・・。

結果的に何案かネットで探した木製フックを建主様に選んで頂き、ネットから購入頂きました。

無垢板の棚と漆喰とやはりフックも無垢の木からのの削りだしで、組合せ良かったかなと！

棚板もせっかく無垢なので尖らないよう丸みをつけて貰っています。

↓まだ植栽工事おしていた時の写真ですが、植栽もお住まいも少し落ち着かれた頃に

またお邪魔させて頂きたいです。