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″memorable place″ 竣工写真撮影中 その一

中野区に今年4月に竣工した完全二世帯住宅です。

場所が防火地域のため「耐火木造」という

通常の12.5㎜より厚い、21㎜や15㎜の石膏ボードを内外それぞれ二重張り、

様々な納まりが耐火への配慮で実は大変な建築、

ましてやコロナや半導体不足、資材不足と供給が混乱した時期の中、

施工頂いたウルテックさんはじめ職人の皆さんのご尽力で

何とか小学校入学式までの引越に間に合わせて頂いたという現場でもありました。

 

一方、コロナで撮影のお願いがし難かったり、

撮影のお時間頂けても太陽の陽が差さない・・・とか

(個人的には私が雲を連れてきてしまっている気もしますが・・・)

なかなか撮影が進んでいなかったのですが、

ようやくこの秋に数軒のお住まいにて撮影させて頂いています。

そのうちの1軒です。

 

■外観です。周囲が3階建てが多いため木格子で視線を遮っています。

外塀の杉板コンクリート打ち放しは、非常に風合い良く仕上がっています。

■塀の内側、2世帯の間のアプローチ。奥が親世帯です。

手前の木格子は子世帯の中庭からリビングへの視線を緩く遮っています。

■子世帯リビング吹抜です。

木格子が高窓の大きなガラスから少し離れた場所に取り付けているので

鬱陶しくなく丁度良い感じです(実はどのくらい鬱陶しいか気になってました・・・)

■子世帯の中庭です。中庭の主はデッキで仕上げていて

植栽帯のみ土を残しています。

基礎ができた時点ではこの植栽帯が丸い穴でつくられていたので

ご近隣には露天風呂なのではないかと噂されていたらしく・・・(笑)。

その2に続きます!